Sectors / ProductsBrewingビール醸造設備
プランニングから設計、製作、試運転までトータルで提供でき、あらゆるオーダーに柔軟に対応。大手ビールメーカーに豊富な納入実績を誇り、故障など万一のトラブルにも迅速対応。改造やメンテナンスなどにより、長く使っていただける総合力が強みです。輸入品に比べ、地震などのトラブルに強いのも魅力です。
設備導入実現までのステップ
蒸留設備項目
原料処理
ドイツKünzel社製の粉砕設備を輸入し、組み立てを行っています。クラフトビール向けにはコンパクトにユニット化して納入することが可能です。メンテナンスまで当社で万全サポートできるのが強みです。
糖化
麦芽を糖化させるための設備が仕込槽です。また、日本のビール会社の多くは部分煮沸を行う工程を持つ糖化方法でビールをつくるため、仕込釜が併用されます。当社独自の技術により均一な原料投入が可能です。さらに剪断力が少なく、温度均一な槽内撹拌機を搭載しています。
濾過
糖化の終了したマッシュ(もろみ)から液体(麦汁)のみを取り出すために濾過作業を行いますが、底に敷いた濾過網により、麦粕と麦汁に分離します。当社独自の技術により、不純物の少ない清澄麦汁を、短時間で多く得ることができます。
煮沸
麦汁にビールのもう一つの重要な原料であるホップを添加しながら煮沸する設備が煮沸釜です。煮沸するための加熱装置(ローレンコッファ)が装備されており、この装置も自社製造しています。銅製あるいはステンレス製のパイプの中で加熱された麦汁は、上方で一気に拡散します。これにより、熱回収が可能な低圧の蒸気で均一で効率的な煮沸が可能です。
ワールプール
煮沸釜で凝固したタンパク質や脂質、ホップ粕などで構成されたトリューブを沈殿、分離する設備がワールプールです。接線方向に導入された麦汁は、遠心力と比重差によって清澄麦汁とトリューブに分離します。当社技術により、下方から抜き取った麦汁は清澄で、ワールプール底にはトリューブが残ります。
発酵タンク
オープンタンクから円筒逆円錐型の大型シリンドロコニカルタンクまで様々な発酵タンクのオーダーメイドに対応しています。当社独自設計のジャケットにより、効率的な冷却が可能です。また、周辺の酵母タンクやビール濾過装置、濾過溜タンク(BBT)などにも対応しております。
省エネルギー
麦汁煮沸釜から出る蒸気は排気筒を通じて外気に排出されますが、この蒸気から熱を回収し省エネルギーを行いながら、排出蒸気の臭気による環境問題を防ぐことも重要です。また、当社独自の低圧ローレンコッファとエジェクターの組み合わせは、蒸気再利用率が高く、効率が良いのが特徴です。